高速道路 高架橋 崩落…
イタリアの都市ジェノバで14日正午前、高速道路にかかる高さ90メートルの高架橋・モランディ橋が、およそ200メートルにわたって崩落。
完成から50年が過ぎている橋との事ですが、日本にもそんな所ごろごろありますよね…
コンクリートがボロッと割れ落ち、錆びた鉄筋がむき出しになっている構造物
パッと見綺麗に見えてもコンクリートがひび割れていると浸水して、鉄筋が錆びてしまい弱くなります。
実際、マンションなどの建物が、何年位もつ物なのか知ってますか?
鉄筋コンクリート造の建物は何年持つ?
国土交通省が2002年に作成した報告書によると、マンションの平均寿命は46年、建て替え物件の着工時期は築後37年
あくまでも平均らしいですが意外と短いんですね…
実際にはもっと長く住める物もあれば3、40年で取り壊される物もあるようです。
もし、35年のローンで買って30年で取り壊しになってしまったら、とんでもない話ですよね。
耐久性は、水とセメントの比率できまる
水を多く入れたコンクリートで建てたマンションは、収縮が起こりやすく、ヒビが入る可能性が高くなります。
そりゃそうですね、水が多ければ多いほど時間の経過とともに縮んでしまうのは理解できますね。
さらにヒビから雨水などが入り込んで内部の鉄筋を錆びさせます。
かぶり
聞きなれない言葉と思いますが、コンクリートの表面から中に入っている鉄筋までの距離を「かぶり」と言います。
◆コンクリートの風化の進行速度は20年で1cmくらい
建築物は最低でも3cmのかぶりを確保しなければなりません。
この事から考えると、何もなければ60年は持つ事になりますね。
耐震性から見た寿命
日本では頻発して地震がおきています。
1981年以前のマンションでは、コンクリートの性能から鉄筋の量、施工法などが異なっているため、
大きな地震に対する耐力が現行基準の建物に比べると究めて低い。
耐震改修工事を施したとしても、現行の耐震基準と同等の耐震性が確保できるわけではなく、
倒壊などを防ぐという意味で、一定の効果があるということです。
◆2018年時点で築30年以上のマンションは185万戸と予測
◆そのうち旧耐震基準のマンションは約100万戸と推測されている
◆その内のどれだけのマンションが耐震改修をしているかは不明
度重なる地震の影響で耐震性能も落ちているでしょう。
鉄筋コンクリートのマンションが絶対安全なんて事はないんですね。
綺麗にリノベーションした古い格安マンションとかありますよね、価格は魅力的かもしれませんが、良く調べて契約してくださいね。
◆いざという時、この耐震シェルターがあれば安心です。